“地震大国”日本に暮らす私たちは、幼稚園や小学校の頃から繰り返し防災訓練を受けているので、“地 震が起こればどう行動すればよいか”よく知っています。しかし、外国人住民の場合は“今まで大きな地震 を体験したことがない”、“防災訓練に参加したことが ない”という人がほとんどです。
また、災害時には行政等から大量の情報が発信され ますが、それらは日本語で書かれ、しかも難しい専門用語を含んでいるため、大多数の外国人住民には理解できません。それらの情報を知らないことで生死にかかわる事態に陥ったり、結果として不利益を被ったりする場合もあります。
さらに、外国人住民に特有の問題 (パスポートやビザなど)についても、どこ(誰)に相 談してよいか分からず、また発災当初は電話やイン ターネットなどの通信手段も制限されるため、さらに 不安が膨らむこととなります。 災害時には、日本語に不安のある外国人住民の方を 災害弱者にしないための支援が必要となります。
上記のような背景を踏まえ、外国人住民を対象とした防災オリエンテーションや防災訓練、サポーターを対象とした研修や訓練を実施しています。
外国人支援やボランティア活動に関心のある方の積極的な参加をお待ちしています。
今回のイベントは、当センターの災害時外国人サポーター研修の一環として京都市国際交流協会 kokokaと共催して開催するものですが、一般の方々の参加も募集しています。
今回は、「外国人から見た能登半島震災と日本の防災について学ぼう」と題して、研究の一環として能登半島地震の現地調査を実施されたJICA研修員のレアンドロさんから講演をいただく予定です。
この機会に是非、お越しください。
2024年6月22日(土)14:00 - 16:30
kokoka 京都市国際交流会館
(京都市左京区粟田口鳥居町2-1)
無料
50名(先着順)
14:00~15:15 【体験】起震車による大揺れ体験、初期消火等の体験
15:15~16:30 【講演】外国人から見た能登半島震災と日本の防災について
講師:ガルヴァネロ クールマン レアンドロ 氏
*JICA研修員、神戸大学博士課程在籍、ブラジル地質調査所調査員
として10年以上の経験を持つ。
TEL:075-725-3511(京都市国際交流協会 kokoka) または
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