“地震大国”日本に暮らす私たちは、幼稚園や小学校の頃から繰り返し防災訓練を受けているので、“地 震が起こればどう行動すればよいか”よく知っています。しかし、外国人住民の場合は“今まで大きな地震 を体験したことがない”、“防災訓練に参加したことが ない”という人がほとんどです。
また、災害時には行政等から大量の情報が発信され ますが、それらは日本語で書かれ、しかも難しい専門用語を含んでいるため、大多数の外国人住民には理解できません。それらの情報を知らないことで生死にかかわる事態に陥ったり、結果として不利益を被ったりする場合もあります。
さらに、外国人住民に特有の問題 (パスポートやビザなど)についても、どこ(誰)に相 談してよいか分からず、また発災当初は電話やイン ターネットなどの通信手段も制限されるため、さらに 不安が膨らむこととなります。 災害時には、日本語に不安のある外国人住民の方を 災害弱者にしないための支援が必要となります。
上記のような背景を踏まえ、外国人住民を対象とした防災オリエンテーションや防災訓練、サポーターを対象とした研修や訓練を実施しています。
外国人支援やボランティア活動に関心のある方の積極的な参加をお待ちしています。
日本に在住する外国人は、必ずしも日本語が堪能な人達ばかりではなく、とりわけ日常使用されない用語が頻出する災害時には、「多言語によるサポート」を必要とする場合も多いと予想されますが、「多言語によるサポート」を行うためには、単に「言語を伝える」ということだけではなく、相手の立場に寄り添うことが重要です。
本セミナーは、そんな「多言語によるサポート」とりわけ「通訳をするときの心構え」についてコミュニティ通訳の専門家を講師に招き、学ぶものです。
*本セミナーは、災害時外国人サポーター研修の一環として開催するものですが、広く多文化共生に関心のある方々にも参加いただけるものとして開催するものですので、この機会に是非ご参加ください。
2023年9月23日(土) 13: 30~16: 00
場 所:京都経済センター 会議室6-D
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番地
①通訳者の心構えと倫理
②ケーススタディ
③ロールプレイによる実践(防災時の通訳)
講 師:立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員 飯田奈美子氏
参加費:無料
定 員:50名
*申込締切:9月21日(木)17時まで(定員になり次第締切ります)
右記のQRコードまたは下記リンクからお申し込みください
イベントチラシのQRコードからもお申込みいただけます。
*先着順です。定員になりましたら締め切ります。ご了承ください。
*開催時期に発熱や体調不良になられた場合は参加できません。
キャンセルの場合は事前にご連絡ください。
*イベントが変更や中止になる場合があります。
ご不明な点などございましたら、気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします。